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デリー行きの夜行列車

インド・バラナシ・巡礼の町   デリー行きの夜行列車   インド・バラナシ・巡礼の町   デリー行きの夜行列車   さて、束の間のバラナシ旅行もそろそろ終わりに近づく。これから夜行列車に乗って、インドの首都デリーへ向かう。  朝、宿の部屋で荷物をまとめていると、ドアのところへ宿のご主人がやってくる。「運転手が表にきてる。きみたち、そろそろ行く時間?」 わたしたちはお礼を言って宿泊代の清算をする。なんだかんだで夫がチップをはずんでいる。...

カーシー・ヴィシュヴァナート寺院

インド・バラナシ・巡礼の町   カーシー・ヴィシュヴァナート寺院   インド・バラナシ・巡礼の町   カーシー・ヴィシュヴァナート寺院   京都のゴールデン・テンプルが金閣寺なら、バラナシのそれはカーシー・ヴィシュヴァナート寺院だ。ガイドブックの写真を見ると、金箔を施されたドームがピカピカと輝いている。 中での写真は厳禁だ。カメラはおろか携帯電話の持ち込みも許されない。外国人観光客はパスポートと現金(お布施)のみを携えて、警察による身元チェックを受ける。  ...

火葬場とその周辺

インド・バラナシ・巡礼の町   火葬場とその周辺 インド・バラナシ・巡礼の町   火葬場とその周辺   「ところで、火葬場を見たいですか?」ラジさんが聞く。 ここバラナシでは「火葬場」が特別な意味を持つ。ヒンズー教徒のあいだでは、死後この町で遺体を焼かれ、その灰をガンガーへ流してもらうことにより、みずからの魂が天に昇ると信じられているためだ。 「そうですね、まだ幼い子どもがいるので。ちょっと近づくだけにします」「そうね、お子さんたちには見せないほうがいいでしょう」  ...

朝、ガンガーの河畔を歩く

インド・バラナシ・巡礼の町   朝、ガンジス河の畔を歩く インド・バラナシ・巡礼の町   朝、ガンジス河の畔を歩く   窓の外が騒がしい。ボロボロのベッドの上で時計を見ると、まだ朝の5時半だ。 がや、がや、がや……ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ……はっ! はっ!……...

夕、ガンジス河畔の儀式に行く

インド・バラナシ・巡礼の町   夕、ガンジス河畔の儀式に行く インド・バラナシ・巡礼の町   夕、ガンジス河畔の儀式に行く   ふたたび運転手のお兄さんと迷路のような路地を抜け、ガンジス河のほとりへ向かう。夜7時に始まるアールティと呼ばれる儀式を見るために。 大通りは例によってバイクやリキシャ、シバ神ファンのオレンジ色の巡礼者、行者、物売り、物乞い、インド人観光客、牛、野犬でごった返している。 ビーッ、ビーッ! プップー! チリン、チリン! ビーッ、ビーッ! プップー! チリン、チリン!……...